音楽室は新築建物の本体フレームの中にもう一つの壁・天井を造り、この中に吸音層と反射層を造ります。

 

壁の構成は、外壁側から外部からの熱を止める断熱層、中間に重量のある遮音ボードと気密部で遮音層とし、内部側は吸音層と反射層からなっています。

 

 

外部側の断熱層
外部側の断熱層

 


断熱はグラスウール32K厚50を2枚重ねで張ります。

 

断熱が終わると内部壁側にシート張りを行います。
5面の作業が終わると気密検査となります。

 

気密検査は内部空間の気圧を負圧にすることで、隙間から入る空気を感知してその隙間量を検査するわけですが、この気密性能が高いほど音漏れも少なくなりますので出来るだけ小さな数値に収める必要があります。

 

検査合格値は、0.8cm2/m2以上でどこまで少なく出来るかが勝負。
0.8の数値は住宅レベルでの合格値ですから、この建物の仕様なれば十分余裕で下回るはずです。

 

 

 


結果は0.3cm2/m2をマーク。

 

検査中は負圧のためにシートが膨らむのですが、シートを押さえ切れなくて。押さえるのに大変でした。

シンプルな真四角の建物ですからこれくらいは可能だと当初から思っていましたが、実際に出た事が嬉しいです。

 

検査を終えると内部面にハードボードを2重張りし、遮音層を作ります。

その内側の吸音層は、グラスウール48K厚50を交差張りします。

 

 

48kのグラスウールって板じゃない!
48kのグラスウールって板じゃない!

 


これを張り終えると反射層の下地作りになります。


やはりここもハードボード二重張りの上に仕上げ材を張ります。

 

 

 


メンテ室も同様に行います。


ここには6600Vのトランスから直接60sqのケーブルで引き込まれた後、音楽室側と住宅とを分離します。  

 

音楽室側(オーディオ専用)はテンパールB-2EA(28回路)で組み上げ(ここまで60sq)、ここからオーディオ機器一台につき1回路のブレーカーを使って8sqケーブルでダイレクトにつないでいます。

 

 


この中はにあるオーディオ機器についている電源ケーブルは全く無くて、全て本体まで1ブレーカーから直接電源を繋いでいるわけですね。

 

そのプラグはオヤイデ電気のF1/M1を使用。

 

オヤイデ電気 F1/M1
オヤイデ電気 F1/M1

 


内部空間の有効寸法にはかなりこだわっています。 

 

短辺は4.895㎜、長辺は5.793㎜、天井高さは4.000~4.490㎜の大空間を確保できました。
ちなみに石井式での理想比率である【1:0.845:0.725】に対して今回の比率は、【1:0.845:0.732(.平均値)】とほぼ完全な理想形です。

また、吸音比率はについては、内部で鳴らす音楽によってその数値は若干変動するようですが、今回は19%を採用しました。


結果は大変良い数値であったようです。

 

 

大空間とその比率は理想形
大空間とその比率は理想形

 


出入り口であるドアは、2重扉としました。


音楽室側とリビング側は全く同じ構造で、構造用合板厚24+12を心材として両面に化粧材をはり、2重にピンチブロックを取り付けることで音漏れをストップ。


いずれもグレモン錠でドアロックが出来るようになっています。

 

(いやー、入って外からカギをかけられれば出ることはできませんね。

  但し外からカギを掛けられる構造ではありません。)

 

 

 

 

 

 

完成の写真をご紹介します

 

リビングおよびリフォーム部

 

 

音楽室

 

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